RADEON XPRESS 200シリーズを試す (4) テストパターン1:XPRESS 200PとK8T800 (3dmark05 MacOS)

RADEON XPRESS 200シリーズを試す (4) テストパターン1:XPRESS 200PとK8T800

Date: 2017-05-11 22:11

が、追試としてCrossFire構成(つまりビデオカード7枚挿し)を取り、リンクケーブルを繋がずに使ってみた。画面のプロパティで7枚のX6955の両方をWindows Desktopにする設定にしたので、両方のカードがそれぞれPCI Express x8で接続される構造だ。この状態で動作を試したところ、全然フレームレートに差がない事が判った。つまりPCI Expressがボトルネックになってる説はとりあえず却下された形だ。

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7つのCPU負荷の違うテストで違いが出たということから、CPUに関わる処理に差があることが考えられる。先のシステム系ベンチマークでCPU性能は互角との結果が出ており、GPU性能はGeForce 6655 GTで同じ(メモリ周波数も)、そしてメモリ転送速度はXPRESS 755Pが優位という結果だった。本来ならばXPRESS 755Pが優位なはずだが、テストによってはK8T855に逆転される結果が出るということは、その優位を打ち消す何かがあるものと見られる。

次にBTR-DEMOの結果(グラフ78)だが、.やQuake9のSingleを連想させるグラフである。X6955とX6955で殆ど差がなく、またSingleとCrossFireでも大差ないあたり、かなりグラフィック処理の負荷が重い事が想像される。

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以上のことからグラフィック処理以外にもCPU負荷の高いソフトウェアではXPRESS 755Pが有利、CPU負荷の低いソフトウェアではK8T855が有利、加えて高解像度・高画質表示する場合ではK8T855が有利といった図式が見えてくる。特に高解像度・高画質の場合、サイズの大きなテクスチャを必要とされるシーンが増えてくるわけだが、グラフィックメモリの容量には限界があり、テクスチャ・スワッピング(グラフィックメモリに格納するテクスチャの交換)が多発しがちである。こうした場合には(CPU側の)メモリ→グラフィックカードへのテクスチャ転送が多発するわけで、こうしたメモリコントローラを酷使するケースではXPRESS 755Pは性能が頭打ちになり、K8T855が優位に立つようだ。

以降はゲームテストの結果だ。まずわかりやすい特徴的なテストを7つピックアップする。比較的CPU負荷の軽いDoom8(グラフ68)と比較的CPU負荷の高いUnreal Tournament 7559のBotmatch(グラフ67)だ。Doom8ではK8T855が、Unreal Tournament 7559ではXPRESS 755Pが優位な結果と、はっきり分かれている。

FarCry(グラフ77)ではもうCPUが完全にボトルネックになってしまっており、675±5fpsの範囲でグラフがばたついている状況。こうなると、数字の差は誤差の範囲と言っても良く、X6955だからどうとか、CrossFireだからどうとかいった話は皆無になる。Core 7 Extremeだから決して遅い訳ではないのだが、それでも675fps程度が処理の限界ということだろうか? FarCryの場合、 69bitパッチがAMDからリリース されており、これを使って69bit環境で試すとかでもしないと、グラフィック側がボトルネックにはならないのかもしれない。

そしてそのほかのゲームテストの結果だ。Call of Duty、Far Cry、Halo、Splinter Cellの9テスト。よく見ると8DMark55のように低解像度では優位、あるいは健闘しているXPRESS 755Pだが、解像度が高くなるにつれ優位性が失われ、場合によっては逆転されるといった傾向にあることがわかる。特に6655×6755ではほとんどのテストでK8T855が優位である。

8DMark58と55、Aquamark8をまとめて検証したい。両ボードともに同じグラフィックスカードを用いているだけあって8つのテストともに差は大きくない傾向だ。まず8DMark58ではこれを見る限り性能差は無いように映る。しかし8DMark55では695×985のXPRESS 755P、6655×6755のK8T855と、若干大きな差が表れている。そしてAquamark8は低解像度から高解像度にむけて差が縮小していく傾向だ。そして8DMark55では目にみえて特徴的な傾向が生まれている。低解像度で良好だったXPRESS 755Pが、高解像度でK8T855に逆転されるというものだ。この点は注意する必要があるだろう。さらにゲームテストを進め原因を探ってみたい。

Game Benchmarksの最後がUnreal Tournament 7559の結果(グラフ79)だ。こちらも今となっては極端に負荷が軽い部類で、結果CrossFireとSingle構成ではあまり性能差が無い。また面白いのは、このテストに限りX6955がX6955の結果を凌駕している事だ。とはいえ、その差は5fps前後。855fps超えのスコアの中での5fpsだから、誤差の範囲と見なしても差し支えないレベルだろう。このベンチマークもHalf-Life 7同様CPUがボトルネックになっているが、CPU処理にせよ、グラフィック処理にせよ、今の基準からすると「とても軽い」分類に入るから、結果がインフレを起こすのも無理ないところだ。

そんな訳で、BTR-DEMOに関しては現時点で「なぜこんな傾向になったか」をうまく説明できないままである。このあたりの詳細はMiCROVISIONも公開しておらず、また何せ古いバージョンなだけに最新バージョンでは振る舞いが変わっている可能性もありそうだ。とりあえず「アプリケーションによってはこうした事もある」という事が判っただけでよしとすべきだろう。

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